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| 5月ですね〜、今年のゴールデンウイークは9連休だった会社が5社に1社もあったとか、海外脱出組みも多く、ここスペインでも日本人のツーリストの方を乗せた観光バスとあちこちで出会いました。さて、私とてこの新緑まぶしく、爽やかな季節にじっとしている手はないと二度に分けてラ・マンチャ地方とポルトガル国境近くのエクストレマドゥーラからアンダルシアのワイナリー巡りに出かけました。 |
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| 最近のスペインのワイナリーはワインバブルという色さえ付いていれば何でも売れるという量産時代を経て、今では環境に重きを置いたビオディナミカや有機栽培のノウハウを採用した造り手が急増しています。私は個人的にはオーガニックワインの信奉者ではありませんが、こうしたワイナリーでも有機農産物の認証を申請するか否かは別として実践先行形の試みは大変好ましく映りました。こういった造り手のマインドは直接、そして間接的にワインの品質を左右することは言うまでもありませんから。 |
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| そういった点で今回訪れたワイナリーの中でも突出して印象に残ったのが、以前にも少し書いた、スペインのワイン分類上最高位に位置するDO.PAGO(原産地呼称・単一畑)に認証されたアルバセテ県のワイナリーでした。実はここを訪問するのは3度目だったのですが、いつも時間に追われ、今回ようやくじっくりとDO PAGOを認証された雄大な環境のすみずみを観察するに至ったわけです。 |
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森を含む広大な4000ヘクタールの所有地(写真4)の中には、スペインではもうほとんど見られなくなった天然記念樹木のビャクシン(写真11)やアーモンド、オリーブが枝を広げ、野生のウサギ、鶉、鹿、みみずく、リス、猪、野鳥など多くの動物が生息しています。また、羊、馬やロバが放牧され、鴨、鶏、軍鶏、イベリコ黒豚が飼育されていた。羊乳からチーズを作り、豚や他の動物は鳴き声以外全て食され、もしくは加工品として利用されています。さらに、家畜の糞尿を半発酵させた牧草やブドウの皮と混ぜて堆肥を作り畑に供給しています。野生の動物達はこの広大な森の自然の恵みで育ち、その一方で狩猟期には闊歩するハンター達のターゲットとなっている現実もここにはあります。この森の中には様々な形の自給自足と弱肉強食、そして、自然のサークルを見た思いがしました。
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| この自然を背景に、現在では80ヘクタール余りのブドウ畑に9種類の試験栽培を含めて全14種類のブドウを栽培し(写真1,2,8)、伝統的手法に最新のテクノロジーを融合させた丁寧なワイン造りを実践している姿がありました。 |
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ちょうど私が訪れた5月4日は、あいにくの雨でしたが、生育順調なシャルドネの除房が手作業で行われていました(写真3)。簡単そうに見えて熟練の技と忍耐を要する作業、好奇心で参加した私はお天気の悪さも災いして、直ぐに音を上げてしまいましたとさ^^
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