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こんにちは。 今回の日本滞在ではいろいろな方にお世話になりました。 特に、福島での試飲会は皆様と交流が出来、大変良い機会になりました。 参加してくださった方、本当に有難うございます。 今回はお会いできなかった方、ぜひ次回はご一緒しましょう。 今後とも宜しくお願い致します。 |
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芽吹きを待つブドウの木は、水分を吸い上げ始め、まるで涙を流しているかのように、ぽたぽたと樹液を流し始めます。 |
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ボルドー空港にあるブドウ畑 メルロ 2006.04.20 |
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シャンパーニュ地方、マイィ村のピノ・ノワール 2006.04.21 |
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ブルゴーニュ地方、クロ・ド・ヴージョの畑のピノ・ノワール 2006.04.25 |
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ブルゴーニュ地方、ル・モンラッシェの畑 シャルドネ 2006.04.26
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ボルドー地区では、プリムールと呼ばれる販売制度があります。まだタル熟成の段階で、仲買人に先行販売をすることです。その正式な試飲会が4月から始まります。 日本でもこの2005年ビンテージは去年のボジョレ・ヌーボーから言われているように、物凄く良いと伝わっているようです。 私もこちらに戻り次第、いろいろな有名シャトーに出かけ試飲してきましたが、とにかく造り手の自信が溢れ、「どうだ!」と言わんばかりの顔でワインを注いでくれます。
特に良いのが、果実味と酸味のバランス。 2003年のような酷暑が無く、適度に暑くなったおかげで、ブドウがよく熟し、また夜になると心地よい乾燥した北風が吹いて温度を下げ、また湿度を下げたので病気の発生がほとんど無く、まさに理想的な状態でブドウが熟してくれたようです。そのため、とても綺麗な酸味が残り、また完熟したので、とても高いレベルでバランスが取れた素晴らしいワインになっています。 特に、メドック地区、その中でもマルゴー地区のシャトーの出来が突出しているように感じました。 サン・テミリオン、ポムロール地区はメルロが主体の土地ですが、こちらもとても良い出来です。シャトーによっては余りにも良い状態のブドウだったため、通常よりもかもしの期間を長くし、それによる過度のタンニン、色が出ているワインがありましたが、全体で見れば、本当に良い状態です。
シャンパーニュ地方も全体で見ればとても良いブドウが収穫できたようです。2004年は、2003年が酷暑と春の遅霜、雷雨などの影響で収量が極端に減り、その有り余ったパワーを2004年につぎ込んだため果てしない収量のブドウが取れてしまい、一部の優良なブドウ栽培家以外のところはあまり質の良いものが取れてなかったように思います。 しかし、2005年は収量も平年並みからやや下ぐらいで、ブドウの質も上がり、間違いなく優良年しか造られないミレジメと呼ばれる、ビンテージの入ったシャンパーニュを生産してくるメゾンが多いようです。
ブルゴーニュもシャンパーニュと似たような感じで、とても良いブドウが取れているようです。 試飲をしてきた、ピノ・ノワール2005年は、本当に果実味の出方が綺麗で、背筋がぞくぞくするほど、そのワインの潜在力に驚かされます。
プリムールの話に戻りますが、2005年は質だけでなく価格も高いものになりそうです。 このワインが消費者のお手元に届くのは、2007年末から2008年初頭になります。その間のシャトーの資金調達の一環としてこの制度があるわけですが、皆様のお手元に届くまでに様々な業者があり、当然マージンが発生しますので、シャトーの蔵出し価格から比べると値上がりするのが当然です。 たとえば、世紀のビンテージと言われた2000年はメドック一級シャトーのワインが2倍以上値上がりしました。 しかし、1997年ビンテージは、多くのシャトーのワインが逆に値下がりしています。 株価の変動のように、損得が出てくるプリムールですが、メドックやサン・テミリオン、ポムロールの有名シャトーではこのシステムのおかげで、中長期的な資金の計算が出来、さらに良いものを造るための投資が進み、良いワインが出来、値段が上がるという好循環になりますが、ボルドー全体から見ればほんの一握りのシャトーがこのシステムの恩恵を受けています。 実際、サン・テミリオンのあるシャトーでは、今年もプリムールの販売をしていますが、まだ蔵には1995,1996,1997,1998,1999,2000,2001,2002,2003年ビンテージのストックがあり、2004年はまだ熟成段階です。 とにかくこのストックをなくすために、値下げをし2005年よりも安い値段で、1995年を販売しています。買うほうも足元を見ますから、このシャトーのワインは少し待てば、値下げをしてくるから、プリムールで買う必要は無いと考え、結局売れ残ってしまいます。
しかし2005年の有名シャトーのプリムール価格は物凄い価格を出してくると思います。 そして、間違いなく何年後かには値上がりすると確信します。資金の豊富な方はぜひ・・・
ただ、ここまで良い状態のブドウが採れているということは、今まであまり有名でなかったシャトーのワインも果てしなく良い状態のブドウが収穫されているはずです。 ここ近年のブドウ栽培技術と醸造技術の向上は、有名シャトーとの差をかなり少なくしてくれているはずです。 まだ、ほとんど知られていない、最強のワインが絶対にあると信じて、新しいシャトーの発掘を続けていきます。 そのときは、真っ先にお知らせします・・・ |
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