■ソムリエの世界も、かくあるべき。
私は歌舞伎が大好きなのです。(と言っても実際に生で見たことはないのですが・・・)あの衣装や化粧の彩りと役者の躍動感!歌舞伎役者をモデルにした浮世絵を見ていてもわくわくしてきます。最近その歌舞伎役者の中村鴈治郎さんが、上方歌舞伎の4代目坂田藤十郎を襲名しました。私もマニアではないのでよく知りませんが、なんと231年ぶりの襲名だそうです。
その藤十郎曰く、「江戸歌舞伎は、伝統や形を守っていくところがある。それに対して上方歌舞伎は、時代や観衆、演じる役者によって変化していく。それがおもしろいところ」
ふーん、なるほどと思いました。歌舞伎とワインの世界では全然関係のない世界ですが、なにか妙な親近感を感じたのです。それは、ソムリエ、いやワインの世界でもいつしか決まった形、例えば「白ワインは冷やして、赤ワインは常温で」とか、とにかくそれが常識みたいな形が作られてしまい、本来、楽しむものが、守るものとなってしまっているのです。お客様からの質問も「どうすればおいしく飲めますか?」より、「正式な飲み方は?」とか「グラスの持ち方は?」などの方が多いです。これは、歌舞伎で言えば「どこが見どころですか?」ではなく、「どこで拍手すればいいですか?」みたいな質問ですね。
藤十郎さんの言葉を聞いたとき、私は上方歌舞伎の様なソムリエになりたいなあと思いました。伝統や形も確かに大切ですが、変とかおかしいとか言われても、ワインを楽しみ楽しませたい。それがワインの文化と伝統に繋がると信じるからです。
ちなみに、見ては江戸歌舞伎が大好きな鈴木でした。
20歳未満の飲酒は法律で禁止されております。未成年の方のご利用は固くお断りいたします。
当ウエブサイトに掲載されているコンテンツ(文章・画像)は、
株式会社いちい及び関連会社に著作権があります。
株式会社いちいの許可なく複製・転用する事は法律で禁止されています。
Copyright (c) 2000-2005 Ichii co.ltd All right reserved.
Powerd by GIP SERVICE