■マダムルロワの手
先日、マダムルロワにお会いする機会がありました。マダムルロワと言っても、ご存知ない方がほとんどだと思いますが、かの「ロマネコンティ」をも手掛けたフランス人の女性で、ブルゴーニュワインの模範となる造り手です。
その彼女とお会いした場所は、ヴィオワインの試飲会の会場でした。ヴィオワインとは、簡単に言えば有機栽培の葡萄を使用したワインのことです。(厳密には異なりますが)
しかしながら、ヴィオワインなど彼女にとってみれば当たり前の事をしたまでと私自身はとらえてしまいました。
彼女の手は、「葡萄とワインは自然から生まれて自然に帰って行く。私自身もそれと同じように自然に帰ってゆく。だから土を愛し、葡萄を愛し、ワインを愛する。それを汚すような事はけしてしない」と語りかけてくれました。
どんな手を想像されるかはみなさんにおまかせしますが、昨今、健康ブームでいろいろなヴィオワインや有機ワインが販売されています。その中でも本当に「良いワイン」とは、ヴィオも有機も関係なく、造り手の愛情がワイン1本1本にこめてあるかどうかだと思います。これこそが飲むみなさんがワインによって幸せになれる条件ではないでしょうか。
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