■ラ・マンチャ巡りを終えて
10月24日から28日までの1週間、アルバセテ商工会議所の招きでラ・マンチャ・アルバセテ県のワイナリー15軒を巡るミッションに参加しました。ラ・マンチャと聞けば、風車、ドン・キホーテ、転じて松本幸四郎なんて連想をする方もいらっしゃるでしょうか?そういう私自身も一年に一度訪れるかどうかの場所、ワイン産地としての知名度もバルク売りの実績が先行し、ボトルワインへの評価は良い意味でも悪い意味でも未知数です。それ故、新しい資本を投下し、伝統を尊重しつつも拘らない積極的で革新的なワイン造りが行われているのには目を見張りました。
(ラ・マンチャ地方ワイナリーの最新鋭の設備→)

この地方のワインへのイメージを一新しようと、D.O.カテゴラリーに固執せず、統制委員会の規格に捉われないカントリーワインの醸造に力を注ぐワイナリーも増えています。かつてバルクワインの産地だったプリオラートがスーパ・スパニッシュワインの里として注目を浴びたように、もしやこのラ・マンチャでも大化けするワイナリーが出現するかもと、楽しみに思っているのは私だけではないでしょう。
ところで、このラ・マンチャ地方の土着品種といえば、白ブドウはマカベオ、黒ブドウはセンシベルです。では、ここでクイズを一つ。
右写真の黒ブドウの品種は次のどれでしょう?
(1) センシベル
(2) ウル・デ・ジェブレ
(3) ティント・フィノ
(4) テンプラニージョ
(5) ティント・デル・パイス

答えは、(1)(2)(3)(4)(5)、どれでも正解。
スペインはブドウ品種が多々様々で混乱するワイン愛好家の方も多いようですが、実はこれら(1)〜(5)の名前は全て同じ品種の呼称なのです。
ラ・マンチャやマドリッドではセンシベル、リベラ・デル・ドゥエロ等カスティージャ・イ・レオンではティント・フィノやティンタ・デ・パイス、カタルーニャではウル・デ・ジェブレ、そして一般的にテンプラニージョという名前で呼ばれます。またウル・デ・ジェブレはカタルーニャ語で「ウサギの目」という意味、みずみずしいブドウの粒を野うさぎの瞳に喩えるなんて詩人ですねぇ〜。
加えて、カバの主要品種の一つである白ブドウのマカベオは北部ではビウラとも呼ばれることもお伝えしておきましょう。さあ、これだけ知っていればもう貴方もスペインワイン通です。
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