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ボルドー地区のブドウ畑 2005年09月19日撮影
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待ちに待った収穫です。私がフランスに来てからこんなに状態の良いブドウは見たこと無いです。全部のブドウが日本の百貨店で売っている食用ブドウのように一切傷ついていません。手積み収穫の最大の利点である選果の必要が無いくらい、すべてのブドウが綺麗に熟しています。
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「2000年と1982年のいい所を取ったようなビンテージになる可能性がある。」「1947年を思い出す。」 いろいろなシャトーで聞く声を総括すると、偉大なワインが生み出される可能性が高いです。 良いブトウに恵まれると、これからワインになるのを見守るのがとても楽しみです。
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今年もブドウ収穫をしてきました。 前回のコラムを書いたときにはまだ硬かった種が綺麗に熟していてくれて、本当に美味しいブドウになっていました。 偉大なワインになりうる要素をすべて持っていて、本当に楽しみです。
今の造り手の心境は、めったに手に入らない極上の素材を前にした料理人のようだと思います。 素材の良さを最大限引き出す為にどうするか。造り手の腕の見せ所です。 その造り手たち、本当に千差万別で面白い。 収穫の仕方から醸造の細かいところまで比べたら、きりがないほどの違いがあります。
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その「違い」の差を見つけるのが、ワインの本質を見る上でとても重要になってきます。
ある造り手はこの醸造方法だと果実味がなくなってしまう。という考えなのに、全く逆にこうしないと果実味が出ない。という造り手。
このタル会社は内側の焼き具合がばらばらで、使いにくい。という造り手がいれば、同じタル会社なのにここのは最高だ。これしか家は使わないよ。という造り手。
結局どのタルが良い。どのようなやり方の醸造が良い。というような答えが出ないところが楽しいし、個性が出てくるのかも知れません。
「ワイン造りは絶対に完成しない何十万ピースもあるパズルのよう。」とはもう9年の付き合いになる造り手。
造っている人が分からないのだから、我々にわかるわけがない。そのように考え始めてから逆にワイン造りがとても身近なものに思えてきました。
消費者の視点で、このようなワインがあったら飲んでみたいと思ってもらえるだろうな。という大前提の下で私がプロデュースしたワイン。 「2003 シャトー・ド・ロウガ・キュヴェ・デュ・グラン・ペール」 おかげさまでご好評頂いています。 2005年のこのワインの醸造を最近見に行っています。「偉大なワインはいつ飲んでも偉大。10年経っても、醸造直後でも、ブドウジュースの段階でも・・・。」 別の造り手が言っていた言葉がやっと分かった気がしました。
楽しみです。
2005.10 加藤尚孝 |
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