■2005年6月号
暖かい日が続き、ブドウの生長も活発になってきました。今年は遅霜の影響もなく、順調に進んでいます。これからの時期の心配の種は雷雨と雹。特に雹は葉っぱに穴を開けてしまい、光合成が出来なくなってしまうため、その年の収穫を完全に駄目にしてしまうほど深刻な被害をもたらします。
ボルドー地区のブドウ畑
2005年5月31日撮影
【Q】ボルドー赤ワインを代表する品種、メルロとカベルネ・ソーヴィニョンの見分け方
どちらがメルロ、カベルネ・ソーヴィニョンでしょうか?
答えは一番下↓
■私流ワインの楽しみ方
私は仕事柄、朝から晩までワインを飲み続けるということが多々あります。多いときには一日に200種類ほど試飲するときもあります。そんなに飲んで味分かるの?体大丈夫?とよく言われます。
歯はタンニンのおかげで常に黒っぽく、年に一回は歯医者に行って治療をしてもらっています。

この中から日本人の口に合うと思われるものを探していくのですが、以前はアラ探しというか、ワインの欠点ばかりを探し消去法でワインを選んでいました。しかしこれではワインを飲んでいて本当に楽しくない。結局平均点ばかりのワインのリストになってしまい、特徴がつかみにくく、売り文句が出てこない。当然売れるわけがない・・・。

ある日、目線を変えて「どんなワインでもいい点がある。そちらを見つけてそれを売りにしよう!」と思いながら飲み続けることにしました。

一見、堅物で寡黙な人もこちらから心を少し開いてあげれば、聞いてもいないのにいろいろと話しかけてくれて、コミュニケーションが図れる。こんな経験はありませんか?
初対面の人とのコミュニケーションはとても難しいのに、お互いが少しずつ歩み寄ることで話がまとまる。
初めて飲むワインは分からないことだらけ、「私、ワイン分からないから。」と言って飲まなければ、そこでコミュニケーションはストップしてしまいます。

ワインとコミュニケーションを始めてからそれは楽しいものになりました。前回、前々回とお話したワインの主張が面白いように伝わります。中には、手ごわくなかなか心を開いてくれないワインもいっぱいあります。でもいつかは話してくれる。こちらも心を開けば。

ワインへの対応が変わってくると自然に人への対応も変わってきます。そしてコミュニケーションが取れた人と飲むワインは格別に美味しくなる。さらにワインが進み、話も進む。優しくなる。笑顔になる。

でも、みんなが寝静まった後、ゆっくりと秘蔵のワインを開け、一人で楽しむワインも格別なんだな。
【A】先ほどの答え
1…カベルネ・ソーヴィニョン
葉っぱのギザギザが大きく、真ん中あたりに葉が重なり合って空洞が出来、それがハート型に見える。また新芽の時、赤っぽい色をしている。

2…メルロ
葉っぱのギザギザが細かく、また全体の成長も早い。新芽の時は白っぽい色をしている。
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