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行政区Bellmunt de Priorat とFalsetの間に位置するPINORD社の地所Mas Blanc (マス・ブラン)には、自然が造り上げた円形劇場型地形を活かし段々畑状に植樹されている。その最上段からは、周りの集落が遠望でき、この7つの円形劇場型畑がここで造られるワインの名前の由来ともなっている。
PINORD社はこの土地Mas Blancで、ブドウ有機栽培・オーガニックワイン醸造というプリオラート地区のブドウ栽培・ワイン醸造の最大且つ最後のプロジェクトの一つを試みつつある。自然を尊重しながらのオーガニック・ワイン醸造と、その理解への幅広い専門知識、ワイナリー一家に伝わる伝統と科学、そして長年の勘の成せる総合プロジェクトだ。 そしてその担い手は、ペネデス地方に本拠を置くワイナリー・オーナー一家、栄誉と由緒ある一族Tetas家である。この一族は、ブドウに愛情と汗水を捧げ、長年の研究を重ねてきた。そしてその全てがBodegas Pinordのワインに礎となっていることは言うまでもない。
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この新たなプロジェクトは、地中海地方のワインの造り手として知られたTetas一族がプリオラート地方のBellmunt del PrioratとFalsetの中間地点に土地を購入した1998年にスタートした。その当初より彼らにはこのMas Blancでは、高品質・限定生産のワインを醸造するという確固たるビジョンがあった。
まず、このMas Blancに抱くワイン理念を展開するための大前提として自然、環境、気候、地質、畑への理解を深めることが必要だった。まさにそれは可能性の追求と方法論の切磋琢磨、伝統と革新の共存が一つの形となって具現化として有機栽培・有機ワインという形を成していく過程だった。
今、このプロジェクトが初期段階の頂に達し、Mas Blancは、カタルーニャのワイン業界のリーダーであるTetas一族にとって、この長期にわたる企画を実践する個人的且つプロとしての約束の実現である。この一族の長年培った栽培・醸造経験と新しい知識を活かしてブドウ畑からボトル詰めまでの全工程に渡って見守りながら造り上げている。
Mas Blancは、Tetas一族による個人的挑戦の一具現化、彼らが生まれもった感性と一族に備わった特有の未来への勘が、醸造という科学とその味覚形成の喜びと融合して、その賜物であるワインにより深みを与えるのである。
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Mas Blancは、リコレーリャという名の黒いストレートから成る土壌の内、ぶどう畑 約17ヘクタールを有する地所で、その中心にその7つの円形劇場型ブドウ畑に囲まれるようにワイナリー醸造所が建設された。その様子はまるで広大なローマ劇場が7つの畑を取り囲み、ワイナリーを抱き込むかのようにみえる。古い畑を段々畑状に整備したものと新たに整地した畑、新旧混在のブドウ畑の内、4ヘクタールはガルナチャとカリニェナの古樹を手入れし、さらに小生産型クーロンと接ぎ木の台木を用いてガルナチャとカリニェナを新たに植樹た。他にもカベルネ・ソーヴィニョン、シラー、メルローと黒ブドウのみを植え付けた。 こういった作業は全て、栽培責任者のJauma Vallesとこのプロジェクトの最も中心人物でワイナリーの醸造責任者Joan Josep Tetas(PINORD社創設者で会長)の熟練した作業と監視の下で行われている。 |
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新旧含めてブドウ畑全体で、品種毎にアロマや香りの特徴を最大限に引き出せるよう、葉と葉との重なりを最小限にし効果的に光を吸収できるよう考慮し、最新鋭の手法に従って、垣根仕立てで栽培を行っている。この方法により、ブドウの一粒一粒に最も効率よく太陽光線が与えられ、適度な空気循環がおこり、新陳代謝によってブドウが健康に育ち、完熟に必要な要因を与えることが可能となる。さらに、Mas Blancの畑では、収穫前に約30%のブドウが除房されます。こうして濃縮された高い品質のブドウが結実する。
さて、これらの畑の眺めは素晴らしく、崇高な自然の美しさが感じられる。それゆえに、ここで実践される有機栽培にはあらゆる自然の厳しさを伴うという現実もある。つまり、計り知れない自然条件の厳しさ、栽培への苦難を乗り越えてこそ、Mas Blancの秘められた哲学の証として、そこで醸造されるワインの類稀なる品質が実証として与えられるのである。
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| Mas Blanc醸造所は、ブドウ畑に囲まれた牧歌的な景観の中に在り、周囲の自社畑の収穫量に併せた醸造と熟成が可能なキャパシティを持ち、周りの景色に同化するよう可能な限りシンプルにデザインされたカリフォルニア・スタイルの建物で、近代的な建築法によって建てられた。 |
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このワイナリーのロケーション同様、その設備やブドウ畑は偶然の産物ではない。ワイナリーは最新鋭の醸造技術を導入し、畑ごとに異なる品種や収穫日のブドウ醸造に対応している。ブドウが可及的速やかにワイナリーに到着することは必然で、Mas Blancでは唯一可能な収穫方法である手摘み・選別による自社畑のブドウのみを使用したワイン醸造を想定した上での施設である。これはMas Balncの貴重な基本理念で、しいては、ここ数年大きく変わったプリオラート地方のワインに要求される差別化と販売力にも繋がるものである。スタートから全ての工程をコントロールすること、そして、中でも畑とその栽培は全プロジェクト中最も重要な要素となる。
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畑同様にワイナリーも赤ワイン専用醸造所として設計された。畑ごとに、株ごとに、ブドウごとに、順をおって厳しく選別したブドウから、漸く最初のワイン・+7(Mas Siete マス・シエテ )が誕生しつつある。この名は、円形劇場をイメージさせる7つの畑に由来し、丁寧に手選別されたブドウから醸造され、仏・米の新樽で8ヶ月熟成を経て瓶詰めされた。
コルク栓を開けるとファーストアタックはフル−ティ、徐々に濃縮されたアロマが感じられるようになり、バルサミコや無垢のゴールド香が絡み合う。堂々とした厚みとふくらみ、同時に、豊かな味わいとフレッシュ感、高級プリオラートワインの特徴とも言える、酸・アルコール・果実味・樽香が絶妙なハーモニーを成し、しっかりとしたストラクチャーと濃厚感をもつ。フィニッシュは果てしなくエレガント。 |
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もう一つのワインは、2004年12月現在瓶熟成中だが、畑の形状に由来するBarcons (バルコーンズ)という名前。同社で最も高樹齢のガルナチャとカリネェナの良い収穫年のみのブドウで醸造されるプレミアムワインである。
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